アラサー独身女子が富士山チャレンジ~持ち物編~
ひょんなことから富士山に登ることになった、2017年春某日。
ひょんなことだが、発起人は私。日本人の三割が登るというこの最高峰の頂きにチャレンジしたいとは前々から何となく思っていた。そして、今年友人の賛同を得て、挑戦できることとなった。
そもそも私はただの旅好きで、普段は専ら運動もしないインドアタイプ。登山なんて中学の林間学校が最後で…あれ?今気づいたけど人生の半分前の話だ。
そんな初心者登山者の私がインターネットの情報を駆使して準備していったものを、この夏や数年前以内に私のような好奇心で登ろうとする新たな勇者の役に立てばという気持ちで紹介したい。
【誰が何と言おうと必要なもの】
①登山リュック
相場はブランド次第ピンキリだが、気にしないなら3000円から買える
私はアウトレットで奇跡的に799円という破格で入手。まさかの90%off
ちなみにこれは30L。山小屋一泊用と書かれていたが、正直40Lあっても良かったなと思うくらい荷物は多い。パンパンだった。
②トレッキングシューズ
こちらも相場はピンキリだが5000円前後が普通かと。
こちらもアウトレットで2000円だった。80%off万歳。
山の天気は変わりやすいため雨も降る。ゴアテックスは一切染み込まず濡れず快適。防水程度ではやや心配かも…。
③吸汗速乾ウェア
ユニクロで1500円~色々。
ユニクロのドライEXは安くてとても良い。6時間汗だくで登るのに途中で着替えはできないが、速乾Tシャツは着替え不要。すぐ乾く。濡れていないだけで不快感疲労感は軽減される。
④ウエストポーチ
ランニング用でもいい、小銭やスマホ入れる用
⑤帽子
UV対策…太陽に近いから暑いし紫外線も多い。防水だと最高。風で飛ばされないよう紐やゴムは付けておく。
⑥ヘッドライト
御来光見るなら深夜登山となるため、無いと無理。何も見えない。道がなくなる。
⑦レイングッズ
ウェアはだいたい3000円前後?
私はバイク乗る時用の上下タイプを持参。絶対上下がいい。ポンチョタイプは足元濡れて不快だろうし、傘もさせない。強いていうならフードは大きめがいい。顔が濡れないよう防水の帽子の上からフードを被るのがベスト。
被せて使うリュックカバーも必須。薄手のタイプは滲みるためしっかりとしたものを準備。これも2000円~。
【まぁ割と必要なもの】
⑧防寒具
3000円~
ユニクロのライトダウン最高。だけど私は結局使わず。写真映えのために買った中綿ジャンパーとパーカーと登山用ウールTシャツで事足りた。荷物は極力小さくなる方がいいのでライトダウン2枚で足りると思う。
⑨トレッキング用靴下
踵や足裏の厚いのが特徴。靴を通じて足裏に来る衝撃(岩の凸凹とか石とか)をやや吸収してくれる。靴下なのに比較的お値段高め。底厚手なら野球用とかゴルフ用にあった気がする…。私は安定のアウトレットで、それでも600円した。
⑩食べ物
富士登山での消費カロリーは4000kcal と言われている。フルマラソンの約二倍。途中途中補給が必要となる。プロテインバー系やゼリー、塩飴など。ゴミは全て持ち帰りの為パッケージオフがオススメ。私は一本満足バー3本、ウィダーゼリー2個、塩飴一袋で半分余らせた。そういえば活動中食べなくても平気なタイプだった。普段のお腹の空き具合で調整してほしい。
⑪水分
各山小屋で買えるが、4~500円するので持参が吉。私は水1.5Lスポドリ0.5L麦茶0.6Lで半分残して高山病になりかけた。友人は3Lで元気そうだった。発汗による水分を計算して補給しないと血液が濃縮して高山病になりやすい(わかってて飲んでなくてなりかけた)。カフェインフリーは必須。利尿作用あるお茶も禁。OS-1を薄めたりスポドリ飲んだりと電解質補給も忘れずに。
【あると便利】
⑫杖
3000円~ピンキリ
要らないと言う人が多いし、要っても下山だけというがノンノン。必要なのは登り。特に7~8合目間。体力のない初心者のクライミングには杖があった方が断然登りやすい。
金剛杖(山小屋で買える木の杖、焼き印が押してもらえる)でも可。
⑬ゲーター
1000円~
いわゆる防水ブーツカバー。雨除けでもいいけど、下りの須走のときに靴に砂利が入らない。
⑭音楽プレーヤー
割と景色が変わらないこと、登るという行為自体が辛いこと。テンションの上がる音楽はだいぶ救いになる。12時間くらい使うため充電には注意。
⑮ウェットタオル系
汗拭きシートやメイク落としシートなど。水道は使えないため、顔も当然洗えない。オールカバーしてくれて肌にいいのは赤ちゃんのお尻拭き。ウェットティッシュ代わりにもなるし、ノンアルコールシート大事。
【もしものために】
⑯救急グッズ
常備薬も一緒にね。痛み止めと吐き気止めは飲んだ。あと湿布もあると便利。貼ると気持ち違う。
⑰ゴミ袋
それこそ何かのために
⑱地図とコンパス
なくてもいい。あってもいいけど。地図だけ持参した
⑲手袋
防水だとよい。スマホ対応だとよい。軍手でも可。無くてもよい。
⑳アルミシート
防災用のシルバーの薄手のシート。断然暖かい。結局使わなかったけど。友人は使ってた。100均にある。ダイソーはポンチョタイプ。
【これはいる?】
①酸素缶
正直いらない。医学上缶を数秒吸ったところで酸欠は治らない。メンタルで負けそうなら持って行くといい。本気で酸素補給を考えるなら濃縮タイプ3本を一回で使い切るくらい吸うこと。
②ニット帽
寒がりなら。
③スマホ周辺グッズ
充電器、自撮り棒、広角レンズ…必要なら。
④ハイドレーション
いわゆる給水バッグ。背中に背負ったポリタンクにストローがついててそのまま飲める商品。なくても平気。ただワンタッチで飲める水筒はあると便利。折りたたみも良い。
⑤サングラス
なくても平気。
⑥いいカメラ
こだわりなければiPhoneで十分。私はこだわるのでいいカメラ持参した。重い。
⑦マスク
乾燥が気になる人。のどの弱い人。砂埃舞ってたりもする。
⑧100円玉
トイレが完全有料(2~300円)にてトイレ用に少し。焼き印したい人はもう少し。ただお札でも対応してくれる。
以上。準備に時間と労力がかかるが、備えあれば憂いなしとはまさにと思う。ちなみに五合目にコインロッカーがあるため、全ての荷物をキャリーバッグに入れて現地で着替えと荷造りもあり。むしろ次回はそうしたい。
分担できるところは分担して軽量化と縮小化を目指して頑張ってほしい。
持ち物早見一覧
□帽子(日よけ・ゴム付きのもの)
□耳まで隠れるニット帽(防寒)
□日焼け止め
□マスク
□長袖Tシャツ(行動着・動きやすい普段着)
□下着(エアリズム、替え一枚)
□手袋
□ハーフパンツ(行動着・動きやすい普段着)
□スパッツ
□靴下(替え一足)
□ブーツカバー
□登山靴
□上着(ユニクロライトダウン+ベスト)
□長ズボン(動きやすい保温性のあるもの)
□レインウエア
□リュック
□リュックカバー
□ヘッドライト
□電池
□水
□軽食
□ティッシュ
□ウエットティッシュ
□ボディーシート
□タオル
□ゴミ袋
□酸素
□常備薬
□携帯
□充電器
□地図
□お金(100円玉)
□コンタクト・メガネ
□サバイバルシート
□帰りの着替え