大人女子の社会見学inバーレスク東京
11月某日。セクシーなお姉さんのショー見に行かない?と誘いの連絡が入り、二つ返事で行きたい!!と答え、女子6人でバーレスク東京に行ってきた。
交差点の喧騒からやや離れ、裏路地の先。美女と猫のシルエット。地下へと続く階段に既にテンションが高まる。
ちなみに座席でのスペースに荷物は置きにくい為この階段に設置されたロッカーに仕舞い、貴重品だけ持つのが良い。コート類は受付で預かってくれる。
今回は一週間前予約(1000円引)で4400円 1drinkでのエントリーだったが、ど迫力プランというランウェイ最前席確保+1drink+ヒカル棒+10Rionのセット料金も6480円なので早割で行けるのであればど迫力プランがオススメ。(棒も欲しくなるし、Rionは絶対買う)
今回お邪魔したのは21時20分開始の回。ショーは日替わり、回変わりのセットリストのようで、この日はポールダンスで幕開け。友人がショーダンサーでポールもやっていたので初見ではなかったが、何度見てもポールダンスは美しい…!腹筋と背筋と内転筋と…内臓を取り出したのかというくらいに細いのに美しい筋肉を持っているギャップに興奮する。
大音量のクラブミュージック、ギラギラのネオン、煌びやかなシャンデリアのあるDJブース。
そんなどれも刺激的なのに、ステージの上に立つ女の子は一切負けていないのだ。
無駄のないボディと、屈託な笑顔、時折ドキッとするような鋭い視線に高揚感が止まらなかった。女子が女子に興奮できる場所だった。
お客さんも男性と女性が8:2くらいだったが、とても男性のお客さんが紳士的でいやらしい感じがなくてそれもそれで居心地良かった。
マーメイド達と大きなカクテルグラス。
滴る泡が反射して美しくて。
どうしてもセンターのカクテルグラスに目が行きがちなのだが、両サイドと上段ステージのマーメイドの衣装もとても凝っていて、しなやかさを魅せつけて。
センターステージではブラックなメリーゴーランド。
目が足りなくて困る困る。
海外からの旅行者に喜ばれそうなザ日本な演目や
SNH48版のポニーテールとシュシュを踊ったり
あの謎の卓球シーンは中国だからだよね??
曲によっては撮影禁止で、スタッフさんが止めに来ていたり。セクシーすぎる衣装の時がダメなんだろうけど、わかりにくいので出来たら曲前にプラカード等でさくっと教えて貰えるとショーに集中できると思った。
とにかく可愛くてかっこいいのだ。
お客さんを巻き込んだ曲も多く、ステージにあがった男性はデレデレで楽しそうでいいなぁと眺めていたら、女の子は是非ステージに!!と呼び込んでもらえる曲もあり。
フォーチュンクッキーやLOVEマシーン、ワンナイトカーニバルなどなど、有名邦楽ダンスナンバーに6人皆でわいわい上がって、女子限定クラブに来たかのように思いっきり踊れて楽しかった。何よりダンサーの女の子たちが優しい…!可愛い!!!
アイドルのドキュメンタリー映画ような映像に思わずウルッと。
女子コンテンツで何が好きって、やはり同世代の女の子が様々な葛藤や苦しみを乗り越えて、こちらに笑顔を振りまいてくれていることに元気を貰えること。裏があってこそ、表がますます輝いて見えて、同じ女子だから尚更尊敬できて。そういう女の子達がプライベートでも笑顔でいて欲しいからお金使いたいって思える。男子アイドルにハマれずに、女子スポーツやAKBがずっと好きなのはそこだなぁと実感したり。
あっという間のショータイムが終わり、女の子達が客席降りをしてくれる時間。我々はRIONという10枚1000円のチップを手にすることができる。
これを推しの女の子に直接渡せるのだ。
圧倒的なパフォーマンスで魅せてくれたいちごちゃん
ミスIDで同じ看護師資格持ちのりおちゃん
一緒に撮って貰えるけれど、隣に並ぶともう可愛いし細いし顔小さいし、同じ人間とは思えない…。
夜中に好きな物食べてるけど踊ってるから痩せるよーってそうだよね、私も頑張ろ…!
深夜のショーもすっごく気になるし、姉妹店も気になるし、アニソンやボカロ曲の日もあると聞いて俄然気になりまくり。特にりおちゃんのハード型ウイルスが見たい…!
行ったメンバーみんながまた行きたいと口を揃え、ホームページで推しの名前を確認して、Twitterを見て翌日も翌々日も盛り上がるという大盛況。
元気を貰いに何度でも行きたいなって思ってるので、友人達宜しくね(笑)
一緒に行った文章の上手なお友達のブログだよー私のより断然読みやすいので是非に
はてなブログに投稿しました
— ひらりさ (@sarirahira) 2017年11月28日
かわいくて最強にきもちいい資本主義――「バーレスク東京」に行ってきました - It all depends on the liver. https://t.co/Lubm5uAtq4
バーレスク東京に行ってきたよ - 欲しがります負けたって
— 桜花 (@oukakreuz) 2017年12月20日
めちゃ今更だけど書いたよ https://t.co/FwEakls8Su
【後編】小籠包に魅せられて~アラサー5人旅~
小籠包を求めて旅立ったアラサー5人が満喫する3日間。
前編はこちら。
【前編】小籠包に魅せられて~アラサー5人旅~ - 毎日卵かけご飯
後編は2日目から帰国までをレポする。
2日目
今回は小籠包合宿につき、基本的に食べて良いものは小籠包なのである。
好公道金鶏
入り口で人数を伝えると、二階の座席へ通してもらえる。一階部分は厨房で、所狭しとお兄さん達が点心を包んでいる。
どれもこれも美味しそう。
小皿のマメモやしで小籠包を待つこと数分。湯気立ち込める蒸籠がトントンと並べられていく。
ぷりっぷりのエビシュウマイはもはや一口では食べられず。
一つ一つが大ぶりでレンゲいっぱいになるため、かぶりついた瞬間スープを服に零す悲劇が発生した。
比較するとここが一番カニ度が高い。カニの旨味がぎっしり、濃厚スープで、小籠包を食べているというよりもはや濃縮されたカニを食べているかのよう。
スープ小籠包も蒸籠ぎっしりでうっかり皮を破ることもしばし。スープに海苔の風味が利いていて絶妙。ご馳走様でした。
そのまま梯子で5軒目。
黄龍荘
多分一番ローカル。いつも空いてる。しかも観光客がいない。
だいたいの店が缶ビールだがここでは瓶が出た。各店全てビールを飲んでまわっている。好き。
少し小振りで1蒸籠10個入りなので喧嘩にならない。豚肉の旨味が強く、ニラも入っていて、家庭で作る点心の味がしてほっこり。糸瓜も甘味があっていい。
何より野菜餃子の緑がすごい。それなのに嫌な青臭みが一切なく、あっさり食べられてしまう。
ここにきて、美味しい店を巡りすぎて同行者達が「まぁここは普通くらい」といった贅沢すぎる文句を言い出して一喝。絶対初日にきたら感動してる、舌が肥えた証拠である。
家庭的で美味しい小籠包ご馳走様でした。
COCO
定番タピオカミルクティー。
まさかパッケージに描かれたこのキャラクターが蒼いとは思わなかった。
ちょうどサービスタイムで安かった。
これを片手にちゅーちゅーしつつ西門まで歩く。
可愛くてゆるーーーいアートに遭遇したり、ポケモン取ったり。
西門では土産を買ったり、ウィンドウショッピングをしたりで18時30分。小籠包以外も食べる。
問鼎麻辣鍋・養生鍋
最近の流行りらしく、待ち時間に変身写真?が撮れたり、ネイルができたりする日本じゃ見かけないお店。今回は予約をしていたためスムーズに着席。
日本語堪能な可愛いお姉さんから説明を受けて、まずはスープを決める。五種類くらいある中から二つ選択。
早速届いたスープが温まり、食材が届くまでにタレを作りに行く。
辛さや薬味はお好みで。私はごまだれが好き。
注文はタッチパネルでサクサクと。一人当たりの賞金額が決められているが普通に注文していれば超えるため一通り注文。
そして、わくわく待つこと数分。
テーブルいっぱいのお皿たち。牛、豚、鶏に海鮮と一通り。5人でこれで、おなかいっぱい。
冷たくて美味しい桃のシャーベットはサービス。どっちから飲む?って話になったけど細い方では?との結論。正解は不明。
しかし、これで終わりではない。
だってバーゲンダッツの食べ放題…!16種類全部欲張ったよね。
こんなに沢山いただいても一人2000円くらいで済んだからすごい。現地では割と高級店なのに!ご馳走様でした。
ちなみに鍋他色々売ってたけど、0が多くてびっくり!!!高いよーーー!
饒河街観光夜市
一本道で両サイドと真ん中に出店がずらずら並ぶ。お買い物したり、マッサージしたり。相変わらず出産レベルで絶叫していた。私は少し寝不足と胃の疲れを指摘された。そりゃそうよな。
3日目
今回の合宿で、小籠包総選挙で栄えある一位だったの杭州小籠湯包で朝ご飯。
しかし、土曜昼という混み合う時間にうっかりして、30分ちょっと待つことに。
エビシュウマイ、肉野菜餃子と新顔も入れて、美味しく美味しく。私はここが、一番好き。ご馳走様でした。
ここからは二手に分かれてお買い物。
乾物市場組とパイナップルケーキ調達組へ。
セブンイレブンでオーペンちゃんと会いながら、目的地へ。
台北梨記
定番土産を食べたい分だけ買って。
パイナップルがぎっしりしっかりしていて、松の実入りやラズベリーなど変わり種も美味しかった。
地下道は土曜日ともあり人も多く、ポケモンの大会があったり
いらすイラストコンテストをやっていたり…
投票したのはこちら。フェチを感じた。
太ももとハイソックスがいい…!
そして、無料で見れるのに投票したらバッグが貰えた。嬉しい。
夕方また士林夜市へ行き。
リッター級のアイスティを目の当たりしたり、
大好きな胡椒餅をいただいたり。
初見の人は是非注意してほしいくらい、これは肉汁が多くて手を火傷する。危ない。でも最高に美味しい。
初めてフードコートにも行く。
ローカルフードもいただいて。
隣で相席になった、マレーシアと台湾のハーフのおじさんが101回目のプロポーズが好きでチャゲアスが好きで青春なんだが、このアーティストは生きてるか?と聞かれた。生きているけどArrestだよって話してびっくりさせてしまった。ごめんなおっちゃん。
余裕をもって移動したため時間も余り、ゲームセンターで遊んだりした。
とってもガチなお兄さん達も来て見学したり。
短パンにスニーカーだよ、さすがだよ。
そうして、エアポートメトロで空港へ。
バスより楽で早くて最高だった。もう深夜以外桃園空港はメトロ一択。
楽しい楽しい旅もおしまい。最後は免税店で買い物してお茶でも…と思いきや、なんも空いてない。国際空港なのに、全て閉まっているではないか。
空腹にも耐えられず、唯一開いていた酒と煙草の免税店に何故かというかそのために売られているのではというカップラーメンを買い、ずるずるいただき深夜便で帰国へ。
意外としっかりレトルト肉が入っていて美味しい。次は何個か仕入れたい。
楽しい時間はあっという間。
台湾でゆっくり旅行なんてしたことなく、こんなにも素晴らしい旅行ができるとは!
今回は都合で温泉に行けなかったので、是非とも次回は温泉も入りたい。
お疲れ様でした、ご馳走様でした。再見!
【前編】小籠包に魅せられて~アラサー5人旅~
私は台湾が好きだ。東京からの距離、物価、文化、食、人の総合評価では断トツ一位で私の渡航回数も一位独走中。
今回の渡航は二年ぶり。そう、事の発端はその二年前。女子二人、小籠包フリークな我々は現地滞在36時間(深夜2時着スタート)で小籠包5店舗というフードファイトをこなし、お腹いっぱい胸いっぱい、「いつか大人数で沢山食べたいね…!」という夢を語り合ったのだ。
何か壮大な話に聞こえるが、なかなか海外まで来て小籠包だけ食べ尽くそうという企画に乗ってくれというのは難しい。しかし、類は友を呼ぶ。旅行好きで台湾好きでそんな無茶な話に乗ってくれる友人が集結した。各自よく旅行をして、趣味が似ていて、国内でもよく一緒に過ごす気の知れた仲間との旅行となった。
今回は計画的に、まず夏前6~7月頃のジェットスターのセールで往復15000円の航空券を確保。平日夜21:20フライト。帰国は四日後の朝6:00。現地滞在まるまる3日が確保できた。これなら人数的にも、時間的にも余裕がある。
お宿はゲストハウス大好き人間なので、5人一部屋で泊まれそうな宿を検索。
MR ロブスターズ シークレット デン デザインホステル(Mr Lobster’s Secret Den design hostel)
Mr.ロブスターズ シークレット デン | 台湾ホテル予約-台北ナビ
台北ナビでも紹介されている優良宿。5人で三泊約9000元。一人当たり日本円で7500円くらい。安すぎる。
深夜それこそ3時半着にもかかわらず、スタッフの方は待っていてくれて、デイルームも広くとても居心地が良かった。
洗濯物は預かってくれ、乾燥まで済ませたものを部屋に戻しておいてくれる。大きめなスーパーの袋1つで70元、三時間くらい。
朝食もついていたようだけど、胃の容量的にいただけず。次も食べたいけど、どうかな…。
セキュリティは部屋のカードキーのみ。当然貴重品を管理できる金庫はなく、宿への出入りも特に鍵はない。チェックアウト後フライト時間まで荷物は預かってくれるが、エレベーター前に並べてあるだけで結構心配。
ちなみに毎晩一階のコンビニで買い物をし、晩酌三昧。
だいたい就寝は2時3時に。旅行の醍醐味だし仕方ない。
一日目
まずは一件目の小籠包。
蘇杭點心店
絲瓜蝦仁湯包が特に美味しいお店。ノーマルな蘇杭小籠包も開店30分限定のスープ小籠包も美味しいが、私はここは断然絲瓜蝦仁湯包。どこよりもエビの香りと旨味がスープに出ていてジューシーなのだ。
こちらが限定品。あっさりの出汁で朝ご飯にぴったり。
ご馳走様でした。
折角なので台湾旅行らしいことをしたいねって。
阿法写真館
台湾といえば変身写真!
いつも行きたいと思いつつ、今回が初体験。
ファミリーマートの入っているビルの地下。事前予約をしていたため、受付もスムーズ。連絡先を書いたら早速ドレス選び。
チャイナドレスも沢山。
ロングドレスも沢山。
ショートドレスから男性用まで所狭しとラック
にかけられている。選択するのに何時間もかけられないけど、全然選べないほど沢山。
今回私はパーソナルカラーに反する色を選択。
折角の変身なので、色や雰囲気は普段選ばないものを絶対似合わないと思うものを選ぶと楽しいと思う。
ドレスを選んだら着替えて、早速メイク。
メイクは3コースから選べる。ナチュラルコースと雰囲気でのお任せコースとがっつり変身コース。
当然がっつりなメイクを希望したのだけれども、実際私のメイクはそうでもなくてちょっと寂しかった。ウィッグ、髪飾り、アクセサリーを整えたら撮影。
カメラマンに指定された背景まで移動して、細かく指導されてだいたい20カットほど撮影。
終えたら着替えスペース横での好きなだけ自撮りして終了。
さすがに5人いると絵面が豪華。
写真は三日後に選べたらしいが、お任せで代表者住所へ送ってもらう形にして(ちょっとだけ割引してくれる)終了。
本当はこのドレスが着たかったんだけど、特別料金らしく着れず残念。
とっても楽しかったので是非また行きたい。
ウィッグ被って髪の毛も乱れたので、またまた台湾らしいことをしに移動。
小林髪廊
いわゆる台湾シャンプー。
美容室の椅子に座った状態でシャンプーが始まり、洗い流すときだけシャンプー台へ移動する。とてもユニーク。
徐々に泡立たせて、もくもくさせて、
最終的に…
シャキーーーン!
ヘッドスパのようで、200元程度でできてお得。ちゃんと丁寧にブローもしてくれるため、近所にあったら出かける前は毎回やってもらいたくなるほど気持ちよかった。
さて、お腹も空いてきたので早めの夕飯に。
杭州小籠湯包
最近はガイドブックにも載り、テレビの特集にも出てくる人気店。時間を調整しないと並ぶため早めの来店がオススメ。
見て!!こんなに沢山!!!
左からノーマル、あんこ、かぼちゃ、蟹。
ここは甘い小籠包が食べられるお店。もちもちかつ適度な甘味のこしあんがデザートにぴったり。
お食事系も味付けがしっかりしていて、とてもビールが進んでしまうジューシーさ。
ヘチマが透けているのもまた美しい。ご馳走様でした。
腹5分目の程度、まだまだ食べ足りない中退店し、15m程移動して。
盛園絲瓜小籠湯包
店を出て左に数歩、角を曲がってすぐのお店。
続々と届く小籠包達に大興奮。杭州に比べるとややあっさりだが、とても皮が滑らかで美味しい。
牛肉蒸し餃子はとても台湾の味がした!こご馳走様でした。
ほんの少し余力を残して夜市へ。
こんなトイレの看板があったり、沢山の出店に興奮しながらぶらぶらお散歩。
夜市に来ると毎回イカ食べてる。
おいしかった。
日本で大人気なカリジュメイのリップもここでは安く買えるのでめちゃくちゃ買いだめした。
そろそろ歩き疲れたため、マッサージへ。
入り口なのか、出口なのか夜市のはじっこ、足の看板が目印。
タイミングよく5人で施術してもらえた。
どうやら私は健康なのでこれっぽっちも痛くなく。向かいに座る友人は出産レベルで悶絶していて大爆笑だった。
盛りだくさんの一日が終わりタクシーで宿へ。おやすみなさい。
続きは後編で。
煌めきを歪ませて。
繁華街の最寄り駅。
時計の短針が残り半周にさしかかる頃、女子トイレはたちまち煌めき出す。
散らかり放題の化粧台から顔を上げると、右も左も鏡の自分と睨めっこ。一ミリ単位で仕上げるアイライン。キラキラと星を散りばめるまぶた。熟した苺のような美味しそうなリップ。
華やかな香りをまとい、彼女たちは意気揚々とイルミネーションまぶしい街へ向かっていく。
今日は12月24日。
クリスマスイヴともなればいつにも増してそこは煌めいていた。
雪が積もりそうな長いまつげに仕上げるために、三度目のマスカラを塗る。時計を見ると20時。そろそろ彼の仕事が終わる頃。連絡はまだない。
イタリアで買った赤いバッグに、靴はスペインで買ったソールの赤いお気に入り。襟元がラビットファーのアウターに包まれて、右手にはグリーンのラッピングシートにゴールドのリボンが可愛らしい小さなプレゼント。気に入ってくれるといいなって随分前に買った。
まだ仕事が終わらないのかなって、駅ビル内のカフェで時間つぶし。甘い甘いホイップにピスタチオとドライベリーがクリスマスらしい甘い甘いショコラテ。
「今日の私は一段と可愛くて、だから一段と可愛く見える飲み物にしよう。」
プレゼントとショコラテを、いい具合に街のネオンをバッグに一枚。SNSに今日は楽しみなクリスマスって。インスタ映えしてるよね。
のんびりと、彼に想いを馳せながら、ショコラテは期待と体をあたためていく。
仕事、まだなのかな?年の瀬は忙しいもんね。進む時計を見送りながら、ぼんやり街を眺めて。今年も雪こそ降らないものの、かじかむ指へ吹きかける息は白く、ブーツのつま先から寒さを感じる。
マグカップのロゴが透ける頃、彼からの連絡はまだ来ない。でももう21時半だし、そろそろ来てもいい頃だよね。
カフェを出て、化粧直しへ行く。相変わらず、そこは煌めいていた。塗り直したルージュ。うん、可愛い。きっとうっとりするようなキスをしてくれる、そんな期待もしてしまう程カンペキな仕上がり。
閉店し始めるショップを横目にふらふらとウィンドウショッピング。ショウウィンドウに反射する自分を見て、更に自画自賛しちゃったり。自然と口角が上がってしまうのは、彼に気に入ってもらえるようなスタイリングができたことと、聖夜へのときめきと、会いたかったよ可愛いねなんて言ってもらえるかな?なんて妄想から。
「こんな日に私と会ってもらえるなんて、幸せだなぁ…。」
にこにこというか、にやにやに近い高揚感を振りまいて、時はもう22時過ぎ。シャッターの下りた店の前、吹き込む風が妙に冷たく感じる。あと五分で連絡くるかなって、時計を見たのはもう何十回。ごめん、やっぱり無理だって連絡が来て、肩を落として帰る妄想が始まる。いやいや、だめ。首を二三度振って深呼吸。引き寄せの法則ってあるじゃない。そう言い聞かせて楽しい妄想を再開。すると彼から連絡が一通。
まだ職場
そっか。なかなか終わらないよね。お疲れ様、待ってていいなら待ってるよ?って、責めもせず、落ち込みも見せずさらっと返信。面倒だなんて思われたくない。
まぁ、だめなら連絡くれるよね、現状報告くれたのはきっと待ってていい証拠だよね。
気を持ち直して、ホットジャスミンティーを買う。そろそろお腹も空いたけど、我慢我慢。彼だってご飯も食べずに仕事頑張ってるんだから。
そう、全力で自分を励まして、口ずさむのは好きなアイドルの曲。世間はクリスマスソングに溢れているのに、何故だか出てこない。ぼんやり口から零れたのは興味が無かった相手に首ったけになってしまったという片思いソング。重ねてしまって可哀想な子。そう自覚するまでさほど時間はかからなかった。
短針が上り詰めそうな23時半。昔から待つことは得意だから、こんなもの苦でもなんでもないのだ。苦ではないが、無駄すぎるとは思う。昔からそう、こういう無駄をしがちなのだ。振り回されて、待たされて。結局ドタキャンなんて両手じゃ足りなくて。それでも今日は会えるかもしれないって期待するのはギャンブルにどこか似ている。酷い浪費だ。
三度目の化粧直しに鏡の前に立って。左右にいるのは帰り支度をする幸せそうな女の子達。直すほど崩れているわけもなく、目の前の可哀想な自分が可愛いと思う私の、口角を少し上げてあげる。うん、可愛いよ私。悲劇が可愛いどうしようもない女なのだ。準備したプレゼントにお返しはない。彼が使ってくれるものを厳選するのも疲れた。だって、半端なものあげたって、奥さんに使われたらたまったもんじゃないでしょ?
23時45分。待っててとLINE。うん、待ってるよ。可哀想で可愛い私は待ってる。この時間も、彼との時間も、虚しさしかないけれど。
だって私は虚しくて可哀想な姿が一番可愛くて、一番愛せるのだから。
早く来るといいな…今日も三時間だけ私のもの。
鉄板の上の幸せ
かれこれ関東に引っ越してきてから19年経ったようなのですが、その19年住んだ実家ととうとうサヨウナラです。
小学校は転校転校でこれで三校目。一番近くて通学が楽だなと思ったのを今でも覚えている。
団地住まいから借り上げマンションへ変わり、エレベーターがあることも嬉しかったし、ベランダが広く、何より自分の部屋も初めてできた。
四畳半のベランダにプールを出したり、リクライニングアウトドアチェアで昼寝をしたり、夏は遠くの花火を見ながら焼き肉をしたり。都会のわりにアウトドア感のある生活だったな。
それから地元の中学へ通い、線路向かいに別の中学校が見えるのにわざわざ学区の端に住んだがばかりに2km以上毎日歩いた。
高校も自転車で通える範囲だった。専門まで変わらずそこにいた。
就職と同時に家を出たけれど、単車を飛ばせば15分、電車に乗ってもドアtoドア30分の距離だった。
近いわりには帰らず、旅行の度に親に頼り、部屋の片付けを手伝ってもらったり。
そんな距離からサヨウナラなのだ。
さすがに小学校からハタチまで寝起きをした場所なので名残惜しいし、しかしよくよく考えたら実家を出て10年経ったなということも自覚して。
ぼんやりと
『今』は続かないんだなぁ…
と考えてしまったのです。
今年は祖父の急逝や、一家揃ってお世話になっていた恩師の他界と、私の趣味や人脈を広げるきっかけとなった青春の恩師の他界と
こうやって第二の故郷から去りゆくことと
ライフスタイルの変化から希薄となる交友関係や昨年の職場異動…
己の加齢、身近な人々の老いを実感することばかりです。
30代前半で両親を亡くした友人の話を聞いたりする機会もあり、いつまでも自分の親が元気とも限らないのだと、
最近、立て続けに急病で退職を余儀なく去っていった同僚を見て思ったり。
変化してしまえば、それは危惧していた程辛いことではないのでしょうが、安定していたものが動くのはやはり怖いものです。
それもきっと甘えなんでしょうね。
アラサーとなって、特に婚姻予定も希望もない身としては、これからの身の振り方もまた考えなければならない。ああ、面倒くさい。
まいにち
まいにち
僕らは鉄板の上で焼かれて
イヤになっちゃうよ
私は変わらない日々の送れる鉄板の上も、それはそれでまた幸せではないのかと思う。
海に飛び込んで逃げるのもまた一興。
私は、後悔しない人生をおくりたい。
大人の遠足 雨の京都編
あれしたい、これしたい
あれ食べたい、ここ行きたい
体験や経験に対する欲求のままに生きているので、思い立ったが吉日。
残暑寂しく、秋の夜風が肌寒い九月某日。桜花女史がTwitterで
Hanako最新号が配信されたので慌てて消えてしまうバックナンバーの京都号を読んで行きたい店をリストアップしてる。京都欲が高まる!来年の予定まで待てない!!
— 桜花 (@oukakreuz) 2017年9月21日
なんておっしゃるので、私もなんとなく京都行きたいなと思って日帰りどう?と誘ったところ2往復半のリプライからLINEが届き、30分以内に日程確定。
宿泊できればなお良かったのだが、どうにも私がシフト勤務の都合上土曜日休みしか存在せず、日帰り旅へ。遠征でもなく、何となく旅行と呼ぶには短すぎるので、今回は遠足。
どうせ遠足と呼ぶならおやつの金額設定くらいすれば良かったな…!
今回の遠足で利用したのはJR東海ツアーズの提供する新幹線日帰りプラン
三日前まで申し込め、行き帰りの新幹線を指定。混雑具合で第一~第三希望のどれかの新幹線が割り当てられる。
八日前までコンビニ受け取り、六日前まで自宅発送が可能であるが、それ以降はツアーデスクに取りに行かなければならないため、利用の際は一週間前までに予約を済ませたいところ。
今回利用したのは往復京都新幹線とキオスク等ショップで利用できる3000円クーポン付きプラン、なんと20900円!なんと片道10450円でお土産が山ほど買える!
他にも美術館のチケットや食事券付き、場所によっては遊園地チケットやフェリー往復など特典は様々である。
遠足当日。
飛行機以外は油断しがち且つ遠足の前日は楽しみで眠れない例のアレが原因か何なのか、電車を目の前で逃し、うっかり新幹線発車10分前に東京駅着というアクシデントをやらかす。本当は20分前集合だったのに。ポンコツ。
しかしなんとか間に合い、無事6:43発のぞみ指定席でのんびり京都へ。朝ご飯を食べることなく、化粧を済ませて到着まで仮眠。
起きてると静岡って永遠に続く気がしちゃう。新幹線はまだましだけど。
当然朝も早かったので京都到着も早い。9時にはホームに降り立ち、遠足証拠に一枚。
うっかり撮りたくなってしまう駅表示。
迫り来る台風のため、この日は大雨。どこへ観光に行くにも雨。
前日の相談で、室内観光地も調べたがパッと思いつかず…。食べたいものは山ほどあるのに!!!ということで、その中の一つが含まれる錦市場へ。
京の台所と呼ばれる錦市場はアーケード商店街の一つ。漬け物屋から甘味処、鮮魚店や下駄、雑貨屋まで多種多様。最近は食べ歩きのメッカとして観光客に大人気だそう。
こちらで本日の朝ご飯…の予定が、色々美味しかったので昼ご飯まで食べ続けることに。
一品目 たこたまご
お初にお目にかかります。小だこの頭にうずらのたまご。甘辛たれの絡む美味しい一品。100~300円。数店舗で取り扱いあり。
二品目 焼き栗(試食)
割ってくれるお兄さん(多分18~22)がイケメンだったけど小でも200g~と多くて断念。焼きたてホクホクで美味しい。
三品目 麩嘉 栗麩まんじゅう
桜花女史オススメの一品。もちもちもちもち。あまさ控え目で刻んだ栗がアクセントに。煎り茶も香ばしくてとても美味しい。250円くらい。
笹の葉から出すのに手間取ったぶきっちょ。
四品目 焼き団子 白味噌味
醤油甘辛とどっちと言われて白味噌で。香ばしくて、ちょうどよい焼き加減でもっちり甘旨。170円。
五品目 鱧天
関東で鱧食べようもんならちょっといい店行かなきゃ食べれないけど、西ではスーパーにも並ぶ夏の魚。どうやら東ではわざわざ小骨の多くい鱧を食べなくとも色々穫れたからとかなんとか。骨切りが大変なんだって。
ほくほく淡白で美味しい!500円。鱧カツもあり、奥では丼にもできた!写真撮ったら一枚五万だって、京都の人って(以下略
六品目 錦一葉 ほうじ茶ムース
ほうじ茶感はそこそこ。ふんわり甘いムース。キラキラル大事。650円くらい。
七品目 錦一葉 抹茶フォンデュ
二段の木箱に納められたら小さな宝石を緑のヴェールに包んで頂く。
一段目は麩、栗、わらび餅、ブラウニー、黒豆
二段目はマシュマロ、白玉、苺、山桃、杏、薩摩芋、ゴマ団子
濃厚なお抹茶に
フォンデュしていただきます!1500円。
あまりに落ち着く店内と美味しい茶と甘味にまったり。
うっかりのんびりしすぎて12時過ぎ、次の目的地。ショコラティエ巡り。
マリベルさんの新作。ピンナップガールの可愛いタブレットbox。
ベルアメール京都別邸さんでは限定のタブレットとバーに乙女心くすぐられまくり。ショーケースのショコラにもきゅんきゅんして多種類購入。
私の希望のお買い物が済んだため、次は桜花女史ご希望の天狼院書店さんへ。
東京、池袋、京都、福岡に展開されているちょっと異色な本屋さん。こちらの京都店店主の三宅さんが今回著書発刊されたとのことでご挨拶にお付き合い。まさかの可愛い女子大生!!cakesで連載されている京大院生の書店員が「これ人生狂っちゃうよね」と思う本を選んでみた|京大院生が選んだ「人生を狂わす」名著50|三宅香帆|cakes(ケイクス)こちらの人生を狂わす名著50が書籍化。おめでとうございます。
こたつもカフェスペースもあって近所にあったら通うやつだなと。
処方箋図書の紹介や秘本と呼ばれるブックカバーにラッピングされて中身が何か不明だけど絶対面白い本が置かれていたり、とてもワクワクする本屋だった。
挨拶そこそこ、次の予定。
京都に来たし、私は普段から着るけれど興味を持ち始めた桜花女史と着物デートしようねと半年以上言い続けて実現させた、着物レンタル。
土地柄沢山のレンタル屋のある中、圧倒的安さに惹かれて選んだのがこちら。
京都で着物のレンタルなら「京乃都」| 1,950円の格安料金でご案内
なんと1日借りて1950円。肌襦袢、襦袢、着物、半幅帯、足袋、草履、バッグ付き。ヘアメイクや髪飾りも別料金対応してくれる。プレタのポリエステル着物なのでさほど気にせず着れるのも良い。
着物の種類は数十着あるが、パーソナルカラー診断に毒された二人は「スプリングとサマーの色ばっかりだ!!!」と嘆く(オータムとウィンター)。秋だし秋色は朝一で借りられていたり、クリーニング中だったのかもしれない。色柄共に流行りの派手柄。インスタ映え、フォトジェニックという感じ。
半幅帯は主に浴衣用として売られているのをよく見る色柄だった。麻の葉やリボン、梅、猫、うさぎ、ドットなど。シックな装い希望だと選択肢がほぼないため注意。結い方は雰囲気に合わせて色々やってくれる。
選んで着るまでだいたい40分程で出発。荷物は無料で預かってくれる親切。
雨予報は覆らない感じだったので、事前にブーツと可愛い傘持参の打合せで大正解。
着物で観光してる子沢山いたけど、足袋に草履なんて三歩で濡れるし、不快すぎる。この手のポップな着物ならパンプス、ブーツでモダンに合わせても何ら問題ない。
そんなでさほど不快感もなく、祇園観光。人が多いし、人力車のお兄さん達は雨の中カッパで大変そう。でもめちゃくちゃフォトスポット知ってそうだし、ここのこの角度!!って教えてくれそう。若いお姉さんが一人で乗っててとても仲良さそうに話していた。ホストクラブ感覚で使えそうとふと思った。
沢山写真も撮って沢山歩いてそろそろおやつにしたい16時。
無碍山房 サロン・ド・ムゲ
抹茶パフェ
濃厚宇治抹茶のアイスがたっぷり!スポンジは生姜が入っており、ピリッとアクセントが楽しい。
わらび餅
できたてあつあつわらび餅。これは店舗でしか食べられない。お箸で掴めないほど。
もっちり。
人気店だが夕方だったこともあり、さほど待たずカウンターにて楽しむことができた。
六時前。そろそろ着替えますか、と河原町へ戻り私服へ。
さて九時まで何しよう。
京都タワー行こうか、戻ろうか、とテクテク。地下道が長く続いてくれているため雨に濡れず不便なく京都駅へ戻る。
買っておきたい京都土産を探し彷徨い北へ南へ。
結局阿闍梨餅も買えず、麩まんじゅうも買えず、洛匠のわらび餅も買えず…!!!
これだけは逃してなるまい!と、 フィゲラスで、ラ・ヴァチュールのタルト・タタンを先に購入。岡崎に店舗があるそうだが、何故かこちらに卸しており、買えるそうなので、最高に美味しいと絶賛のタルト・タタンを便乗。
リンゴリンゴで凄い!こんな濃厚なの食べたことない!690円。
これは毎回買って帰ろうと思う。
【追記】2018,03,31付けでフィゲラスは閉店されたようです】
3000円クーポンをギフトキオスクで使用。1600円のウルルン2017秋の京都限定、イロハモミジと宇治抹茶を筆頭に抹茶ゼリィやこたべハロウィンなどなど盛りだくさん。手が痛い!
そんなこんなで夕飯に駅弁を買い、20:53ひかりで東京へ。
あ、終電間近で注意なのが改札内やキオスクには駅弁がないこと。自由通路などちょっと新幹線の乗り口から離れないとひもじい思いで帰宅することになる。
盛り沢山で雨でも満喫な京都遠足。
エンゲル係数が高くて気の置けない旅をありがとう。またお出かけましょう。
食べ歩いた店舗の食べログもちゃんと載せてくれてる親切丁寧な桜花女史のブログはこちら
経血カップのススメ
女として産まれたがために10歳そこそこから約40年も毎月毎月しかも約1週間もストレスと苦痛と気遣いと苦労と…様々な問題を抱えて過ごさなければならない。1カ月の4分の1と考えたらトータル10年も苦労するのかよ!!!と、理不尽を感じて生きている。
月経、生理、月もの…
PMSもしんどいし、お腹痛いし、立ち眩みするし、すこぶる眠いし、トイレ気にしなきゃだし、ナプキン買わなきゃだし、それを持ち歩かなきゃだし、温泉行けないし、プール行けないし、海行けないし…なんなんだ!!!
そもそも私は生理用品を買うことすら不満なのだけど、無くては股を真っ赤に染めて不快な思いをしながら生きなければならないのでしょうがなく買っている。正確には買っていた。
紙ナプキン、布ナプキン、タンポン…
生理用品はあれこれあるけれど、ここ数年これらとはサヨナラ状態。
どこできっかけを知ったのかは定かではないが、ある日私は経血カップ(おしゃれに言うとディーバカップ)に出会ってしまったのだ。
それがこちら。カラフルなシリコンカップ。
メーカーによって形や色は変わるけれど、基本の形状はこれ。取り扱い方法やメリットを順に説明したいと思う。
①サイズや容量
サイズは小と大ある。これは出産経験の有無に関わる子宮口や膣の柔軟性に左右される。よって未経験の人は小、経産者は大となる。私は未婚子無しなので当然小を使用している。だいたい30ml程が入るサイズで長さでいうなら一般的なタンポンと同じくらい。1サイクルの生理の経血量は約20~140mlと言われている。経血は透明な粘調な液体(漿液)と共に排出されるため、この経血量がその漿液を含むのか定かではないのだけれど、多い日で3回の交換で私は事足りている。
使い始めで正しい挿入に自信がなかったり、交換のタイミングがわからないうちはおりものシートや少ない日用のナプキンを併用すると下着を汚さなくていいと思う。
②挿入方法
挿入方法は至って簡単。
折りたたんでいれるだけ。子宮口にカップが開いた状態で被さっていないと漏れるため、挿入後は一旦引き下げてカップの開きを確認して再度押し込むのが良い(と、私は思ってる)。当然交換時は手が汚れるし、出すときに垂れるのでお風呂場もしくは多目的トイレですぐに洗える場所を確保するか、出先ではディスポ手袋の使用をお勧めしたい。
③衛生管理
血液汚染されているし、体内に入れるものデリケートなものなのでしっかりとしたい。水洗いだけでは血液の臭いも取れないため私は毎回消毒。
CMでお馴染みのミルトン!ほ乳瓶や乳児用品の消毒に使用されているミルトンは次亜塩素酸ナトリウム液であり、ハイターも同じ漂白剤なのだがハイターには界面活性剤が含まれているため避けたい。次亜塩素酸0.02~0.5%程度の濃度に薄め浸けておくだけ。終わったら水ですすいで繰り返し使える。(消毒液は使い捨て)
④違和感のほど
タンポン派の人は余裕だと思う。糸も出ないから衛生的。カップ下の棒の部分が長いと膣の入り口に当たるためこちらは適度な長さに切って使う。
個人的にはうっかり出し忘れるほどに違和感ない。でもアラサー女子の名誉として恥を捨てて一言言わせてもらうと私の膣はがばがばしてないし、使ってもがばがばしないぞ。
⑤コスト
ディーバカップと検索しても日本では売っていない。日本における生理用品の定義にそぐわないためとのこと。なので、使用する場合は海外並行輸入か、海外渡航時に買ってくる形となる。
アマゾンだとだいたい5000円前後となる。
ナプキンを使用した場合の年間コストは月1000円x12ヶ月。これにサニタリーショーツなど含めるともう少しあがる。そう考えるとさほど一年目は変わらないかもしれないが、継続して使い続けられるため長い目で見るとかなり安い。私は生理用品にお金をかけたくない。これが使おうと思った第一理由でもある。
⑥体調の目安
カップを使用することで自らの経血を正しく観察することができる。量、性状、色…女性器疾患は症状に気付きにくいものであるため、経血の観察は大切。
デリケートな臓器ゆえに難しいだろうが、小さな異常には気づくべきだし、異常はなくとも定期的に検診したほうがいいと思う。どうぞ恥ずかしがらずに婦人科へ。産婦人科のスタッフが愛想無いのは妊娠出産といった嬉しいことも、子宮関係の疾患や難ある妊娠といった辛いことも請け負うため、一概に笑顔で対応していいものか…職務上の理念や倫理的配慮上だと理解してもらいたい。(当然笑顔を基本にしてる病院もある)
健康を軽んじるべからず!大病患う前に定期的なチェックやメンテナンスは本当に大事…!早期発見早期治療!
⑦その他メリット
蒸れない。
匂わない。
荷物が減る。
プール行ける。
温泉行ける。
海行ける。
気にせずTバックで生活できる。
カップに切り替えて二年ほど経つが、本当に楽でしょうがない。布ナプキン教や膣トレ教はあるが、科学的医療的観点から全く信用できないのでここに行き着いた。
どうぞみなさま快適な月経ライフを。
(一個人の使用レポなのでトラブルの責任は負いかねます。不安な方はよくよく調べて使ってね。)